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マダム・マルロー

 昨日はACT4編集長と都内ホテルのお部屋で、マドレーヌ・マルロー夫人を
取材させていただきました。
アンドレ・マルローのご夫人で、95歳というお歳にはとても見えず、美しい方でした。
現在でも現役のピアニストで、ルヴィンシュタイン、シャガール、ジャコメッティなどと
交友があり、メシアンとはコンコルドで隣になりお話が弾んだそうです。
そしてニューヨーク時代にはジャクリーヌとはとても親しくされていたそうです。
まさに生き字引。
今回はココ・シャネルが直接仕立ててくださってというドレスも見せていただきました。

そして今日は、TOMONO HALLにて、「ファンタジーの夕べ」と題されました
ピアノリサイタルに伺わせていただきました。

ファンタジー「幻想曲」は形式にとらわれず、作曲家が自由な発想で作曲することが
できるので、演奏する人も観客も開放的な楽しい気分になれるということで、マルロー
夫人は好んで演奏されるそうです。

演奏はマダムのお人柄が感じられる、暖かなものでしたが、一曲一曲にたくさんの
思いが込められているような、何か心打たれる演奏でした。

編集長が大好き!というサティの「Je te veux」をアンコールの2曲目に弾いて
下さいました。(昨日も編集長は聴きたいです~ってさりげなくリクエストされてました)
きっと、18番!?他の演奏とは何かが違うんです。
私も編集長も、二人して涙ボロボロでした。
昨日のインタヴューでは、編集長がマルロー氏との思い出の曲についても
聞かれていましたが(詳しくはACT4 1月25日売りをご覧ください!)
勝手な私の想像ですが、Je te veux(日本語訳「あなたが好き」)は
ワルツのメロディを奏でてながらマルロー氏との素敵な時を思っているの
かしら・・・。
本当に涙があふれてしまうんです。

11月29日の「題名のない音楽祭」(テレビ朝日)でも、演奏されたと聞きましたので
どうぞ、ごらんください~

ピアノリサイタル実行委員の方からお花を渡され、近衛忠輝様と最後のスピーチ

本当にエレガントなの近衛様
お話になるフランス語がこれまたなんて美しい!って旋律なんです!

ACT4とは、オペラACT3(第3幕)の後の感動の時、
素晴らしいオペラに出会った後の余韻を楽しむ第4幕。
本当に素晴らしい演奏の後の素敵なACT4を過ごさせていただきました。
 

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