早いものですね。
バロンくんが天国に旅立ったのは、一年前の10/14。
実家で生まれて、他のプードル軍団と馴染めず、私が帰ると
いっつも膝の上に乗ってきてそのまま寝ちゃうバロンくんを
「もうすぐ会社辞めて暇になるから連れて帰っちゃおう」と
なんとなく飼い始めたのに、いつの間にかなくてはならない
存在になって19年10ヶ月。
普段のお出かけはもちろん、撮影の合間は車でお昼寝して待っていて、
一緒じゃないとクライアントさんに「今日バロンくんは?」
と聞かれちゃうぐらい。
大学の撮影の途中に雨が降り出すと、窓を開けっ放しなので
心配して守衛さんが電話してきてくださったり、周りの方に
たくさんご迷惑をおかけしつつも、気にかけていただき・・・
新幹線に乗って京都に行った時も、会社で一緒だった方と
犬カフェ行って子供ちゃんにたくさん写真を撮ってもらって
ちゃんとオスマシするし、
間違って真冬に羽化しちゃったベランダのレモンの木で育った
アゲハ蝶とも仲良く暮らし、
2軒先の猫ちゃんとも動物の種類には囚われず仲良し。
海外ロケと夏の撮影以外どこに行くにも一緒で、
食べられるものは同じものを食べて・・・
いつの間にか少しずつ歳をとって、
体も不自由になってきて・・・
夜中に発作が起きたから、
お腹の上に抱っこしたまま朝を迎え
一緒に撮影に行った帰りに病院に寄って、
その帰り道運転する私のお膝の上で静かに息を引き取って
もう一年経ってしまったのですね。
直視すると悲しすぎるから、
時々思い出してたくさん泣いて
少しずつ気持ちが和らいでいってくれるのを
そっと待っているのに、
ちっとも悲しい気持ちがなくならなくて・・・
お盆と命日には帰ってきてくれるというから
ご飯を作って、気配を感じるのは嬉しいけど、
悲しい気持ちがなくなるのには
どのぐらいの時間が必要なのかしら?
天国では、幸せにしているのかな。