パティスリー ポタジェというオーガニック野菜を使ったお菓子屋さん主催の講演に
行ってきました。今回が初の食育講演だそうです。
ゲストは、NPO法人 大地といのちの会の吉田俊道さんで、お野菜と菌の大切さ
について伺ってきました。
吉田さんは長崎県の職員をされていたのに、お辞めになって有機農業を始められ、
生ごみ減量化で総務大臣賞を受賞、食育推進ボランティアでもご活躍です。
(写真はポタジェの柿沢安耶さん)「食べ物が生活と心をささえます」
吉田さんのお話によると・・・
美味しいお野菜は→生命力が強い→病害虫が来なくって、栄養価が高くって、
硝酸毒が少ない→美味しい
虫がたくさんいるお野菜→まずい! バロメーターになるそうです。
やっぱり旬のお野菜の方が、栄養価が高いそうですが、旬のものだけ
作っていても、農家の方って生活できないんですって。
だから季節と逆のものを、無理に作る・・・って買う側にも問題ありそうですね~
虫がつく→農薬をかける→病原菌・害虫が抵抗力をつける→農薬の毒性強化
(「いのち輝く元気野菜のひみつ」吉田氏著)
これって人間の医学にも同じことが言える気がします。
病気のためにお薬開発しても、さらにすごい病原菌ができてしまう・・・。
いたちごっこ!?
戦いに入る前に、予防医学って大切だなぁって思います~
ところで、美味しいお野菜を作るにはどうしたらいいのでしょう!?
それはズバリ、土の中の微生物を増やすことだそうです。
たくさんの小動物や微生物が活動することでミネラルや
成長促進物質に変わるそうです。
同じ苗でも、土の状態ですべてが変わってくる~
菌を殺そう!!と躍起になればなるほど、菌の種類も数も増える。
その逆に微生物を大切にすれば、菌の働きで調和する・・・
ってことなのかなぁ~
地球上にあるものって、みんな必要なものなんだなぁ~って思いました。
みんなそれぞれ役割分担を持って存在していて、殺しあうことをやめて、
お互いに調和することで、良い方向にいく。
って菌のお話のはずが、人間社会のことのような気がしてきました。
これがきっと「地球の法則」なのかな。